毒のおと|毒親育ちでも一生懸命生きています

毒のおと|毒親育ちでも一生懸命生きています

毒親育ちでも懸命に生きてます。女子大生。

「カインとアベル」を通して、改めて兄弟仲について考えてみた

こんにちは。毒っ子です。

 
今期は「逃げ恥」や「校閲ガール」をはじめとした、面白いドラマがたくさんありました。
 
私も今期だけで5作品を見ていたのですが、その中でもひとつの作品にとにかく共感しました。
 
それは、フジテレビの月9「カインとアベル」。
 

 

 

http://www.fujitv.co.jp/CainandAbel/photo/main_visial.jpg

 
山田涼介さんと桐谷健太さん演じる兄弟の話。
 
大手デベロッパーの社長の息子として生まれた2人が、権力や親からの期待を巡って争います。
 
優秀で将来有望な兄と、自由奔放な弟という立場が、さまざまな事件で揺らいでって……
 
毎週とにかくはらはらして見ていた記憶があります。
 
 

「カインとアベル」はいろんな兄弟仲を投影してる

 
もちろんストーリーに惹かれたというのも大きいですが、
それ以上に「兄弟あるある」がたくさん描かれてて、共感しまくりました。
 
例えば
兄や姉は親からの期待が厚く、また弟妹の手本になろうとして
自力で頑張り抜いてしまう。
 
逆に弟や妹は親に甘やかされやすいけど、
その分兄や姉のようには頑張れない気がして、それがコンプレックスになりやすい。
 

同性だと、いがみ合いやすい

 
私にも、3歳下の妹がいますが、本当にこんな感じです。
 
学校こそ違えど、高校の時の予備校から、予備校で習う先生から、大学まで。
妹はまるっと私の真似をしてきました。
 
 
なぜ私を真似るのか聞いてみたら
「お姉ちゃんに負けたくなかったから」とのこと。
 
私の就職が無事に決まったことに対して、妹はこっそりと
「私、お姉ちゃんみたいにちゃんと就活できる気がしない」とも言っていたそうです。
 
一方で私は、妹が親に甘やかされていることを羨んでいました。
親の毒親的対応は、私には特にひどかったからです。
 
姉だからといって押し付けられることは多く
伸びのびと多くの選択肢が与えられている妹が、正直嫉ましくもありました。
 
こんな関係性のため、些細なことで喧嘩というより
自分の進路や仕事観・人生観で喧嘩になることが多いです。
 
 
側からみたら、仲良くしなとと言われますが
自分たちもよくわかっているのです。
似ているからこそ、いがみ合うのだということは。
 
同じ環境で生まれ育ってきた訳で、価値観や金銭感覚、趣味が限りなく近いんです。
だからこそ、趣味を分かち合えば一番盛り上がるし
どちらかが一歩先に行くと、羨む。妬む。
 
 
その度に、お互いが敬意を払ったり、尊重できれば、兄弟は一番強い絆になります。
 
しかし、何かがきっかけでその均衡が崩れることが多い。
そうなると、簡単に一番憎い相手になってしまいます。
 
 
「カインとアベル」は、一度大きな亀裂が入ったものの、その仲を取り戻せました。
 
ドラマのようにはうまくいきませんが
これからも兄弟仲を保っていくには、互いに認め合ってくしかないんだなと
しみじみと考えたのでした。
 
 

 

カインとアベル(上) (扶桑社文庫)

カインとアベル(上) (扶桑社文庫)

 

 

 

すぐ役立つ もめたら損する遺産相続

すぐ役立つ もめたら損する遺産相続